草原の子、蒼穹を駆けよ
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その草原を手に入れたものは、世界を制す――。すべての生命の揺籃の地、ヴァナーシャに生きる誇り高き部族・シャマイ。かつて世界最強の戦士と謡われたシャマイの民は、大国・ミラルに草原を支配され、その命すら翻弄されて、内乱までも起こっていた。そんな彼らのもとに、ある日、一人のシャマイの男が戻ってくる。彼の名はギティア。やがて、シャマイの誇りと草原を取り戻すために立ち上がることとなる、未完の大器であった。「草原」をめぐり争う世界を描くファンタジー長編。
茨沼-バラントウ-
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天道(てんどう)六年、如月の悲劇と呼ばれた大災害から奇跡の復興をとげた日本皇国は、”第二次鎖国”からちょうど二百年の節目を迎えようとしていた。喪われ衰退した文明水準、一方で華開く独自の文化、残された数少ない高度技術をめぐり腐敗しはじめた人々の心――徐々に開国派と鎖国派の争いの様相を呈するようになった日本で、己の自由と信念のために生きる四十七人の義士が繰り広げる近未来アウトロー時代劇。